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Archive for 2014年10月

今日は、気象に対する興味について書いてみたい。

日ごろから、各地の気象状況を追うようになった。かつては気象をリアルタイムで追うことは不可能であり、NHKの気象情報やNHKラジオの気象概況を追うくらいしかできなかった。しかし、現在では、ネット上で気温が何度であるかを瞬時に調べることができるようになった。今では、気象に関するブログもさかんにあり、豊富な気象知識からとても参考になるものが多い。

思えば、小学生の頃から雪が大好きだった。天気予報で雪と予想されれば、はしゃいだものだ。そして、中学生の頃から、なぜか冬の寒さや雪、気温が低いことに対するあこがれの念を抱き始めた。中学生の時、新聞に載っている各地の最高気温と最低気温を毎日コンピューターに打ち込んで、データ化し、それを夏休みの自由研究として出したことがある。

なぜ、こんなにも寒さと雪に魅了されるのだろうか?それは、私が真冬に生まれたからかもしれない。でも、熱帯や灼熱の大地に行くよりも、針葉樹でおおわれた氷の大地にいるほうがはるかに落ち着く。いつしか、冬は寒ければ寒いほど良いことだと思うようになった。そして、寒い国へのあこがれから、カナダに留学し、氷点下28度までを経験し、関東地方平野部では考えられないような粉雪やダイヤモンドダストを見て興奮した毎日だった。

留学したカナダのモントリオールでは真冬には気温は-30度近くまで下がることがあり、日中でも氷点下20度以下にしかならない日を経験した。あの時の、感覚はなんとも不思議なもので、気温が氷点下20度を下回る日は無風で、空は真っ青に晴れて気持ちがいいのだ。痛いと感じるあの寒さは実に快感だった。歩くとまるで砂ぼこりのように、パンパンと粉雪が舞い上がり、関東地方で南岸低気圧通過時に見られる、ベチャ雪とは全く違い、そんな雪ははじめての体験だった。

カナダでは住民は寒さ自慢をする。あの年の冬は寒かった。いや、あの年のほうがもっと寒かった。-40度まで下がった!と寒さ自慢をするのがふつうである。寒いことを肯定的にとらえる人が日本よりもずっと多いと思った。しかし、寒さを嫌う一部の金持ちは冬はフロリダの別荘で過ごすようだ。

1994年1月に北米は大寒波に見舞われたのを覚えている。寒い都市として知られるシカゴのみならず、南部に分類されるようなケンタッキー州ルイビルと言った都市でも最低気温が-30度以下に達し、最低気温記録を更新した。北米大陸というのは、なんて気温が下がるのだろうと、当時子供だった私でも、驚いた思い出がある。

中学生以来、毎年、寒い冬を切望して生きてきたが、90年代は暖冬続きだったので失望の連続だった。2000年代に入り、2001年を筆頭に、多少はましになったものの、依然として暖冬続き。2010年代に入り、ようやく寒い冬も現れるようになり、少しは楽しめるようになてきた。しかし、まだ甘いと思う。2011年1月には西日本の中国地方から南西諸島、さらに、朝鮮半島にかけては50年に一度の記録的大寒冬に見舞われた。しかし、関東地方は、いまだにこのような記録的寒冬になることがかれこれもう20年以上も無い。今年2月の記録的大雪は経験したけれども…

いつか、気象予報士の資格を取得してみたいと思う。そして、仕事とチャンスがあれば寒い場所へ移住してみたいものだ。

さて、今年の冬はどのような天候になるのだろうか?

Burilington 021

凍りついた初春のシャンプレーン湖  アメリカバーモント州バーリントンにて

montreal2005(14)

凍りついたセントローレンス川でスケートをする人々 カナダケベック州モントリオール

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